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渡邊 和彦*; 吉川 博; 榊 泰直; 高橋 博樹; 川瀬 雅人*; 杉本 誠*
Proceedings of 2nd Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 30th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.451 - 453, 2005/07
J-PARCでは機器の物理情報、及び制御情報をデータベースにより管理することが決定し、その構築が行われている。このデータベースに各機器担当者が容易にアクセスできるよう、ユーザーインターフェイスは、ある程度データ収集時に使用した表フォーマットを踏襲したものとし、柔軟な検索・ソート機能を付加すれば活用しやすくなる。これは、上記の目的で開発したユーザーインターフェイスについて報告するものである。
水橋 清; 宇野 定則; 千葉 敦也; Kitchen, R. L.*; 高田 功; 田島 訓
JNC TN7200 2001-001, p.80 - 83, 2002/01
原研高崎イオン照射施設(TIARA)のタンデム加速器は、平成3年11月より稼働を開始し、今日までさまざまな研究に利用されてきた。旧制御系はVME-busモジュールで構成されたコンピュータシステムで、加速器及びビームライン機器とのインターフェイスにCAMACを用いて制御を行っていた。この制御系で使用していた主要機器のサポートが切れ、入手ができなくなったことや通信系のトラブルが多くなり、加速器の円滑な運転が困難になってきたため平成13年1月より制御系の更新を行った。新制御システムはパーソナルコンピュータ6台で構成されており、各々Ethernetでネットワークされている。今回の更新では、コンピュータの他に幾つかの操作機器の更新や新設、そして制御ソフトにも機能を追加した。本研究会では、旧制御系と新制御系の概要と新制御ソフトウェアの機能について報告を行う。
大久保 博生*
JNC TJ1440 99-004, 62 Pages, 1999/06
本年度は、前年度までJNC殿で製作されてきた地層処分FEP情報データベースシステムの改良・整備を行った。本年度の改良・整備では、機種に限定された市販のツールではなく、標準的なグラフィクス・ユーザーインターフェイスビルダ一を使用したことにより、機種によらず、サーバーとクライアント共通に利用可能なものとなり、動作環境の低減性を図ることが可能となった。これにより、今後の拡張性(標準ツール使用)や保守性(共通操作)が柔軟になった。また、新たに生物圏の情報を効率的に本システムに追加できるようにしたことにより生物圏シナリオを従来の地下水シナリオと同等の操作で扱えるようになった。今後の課題は、実運用に向けてのウィンドウや操作性の整備とインターネットによる公開(対話形式による一般からの意見収集と、一般人のFEPシナリオについての考え方の分析も含む)を前提に地層処分FEPシナリオ開発研究を一般ユーザーに分かりやすい形での配布を行うため、FEPシナリオやインフルエンスダイアグラムの在り方や説明などを織り込むこと、及びインフルエンスダイアグラムを更に見やすくわかりやすい形にすることである。
志村 和樹*; 中島 律子*; 藤田 充苗*; 栗原 豊*; 辻 宏和; 横山 憲夫; 舘 義昭*; 加納 茂機*; 岩田 修一*
JAERI-Tech 97-047, 22 Pages, 1997/10
金材技研、原研及び動燃は、機関間を越えて原子力材料情報を相互利用できる分散型材料データベース(データフリーウェイ)の基本システムを構築した。これをさらに発展させるため、新たにJSTを加えた4機関で利用技術の開発を柱とした共同研究を始めた。初期のシステムでは特定回線を確保してデータの相互利用を行っていたが、この共同研究では、最近の急速なインターネットの普及と高速電送回線の整備に対応してシステムの充実を図った。この共同研究の活動を、平成9年3月24日~26日に、東大で開催された日本原子力学会「1997年春の大会」において報告した。本報は、その発表記録として、学会発表要旨集に収録された要旨及び発表に用いたViewgraphを示すとともに、その各々のViewgraphに対する説明を収録したものである。併せて、学会発表会場における質疑応答も収録した。
上松 敬; 荒川 和夫; 奥村 進
JAERI-Conf 95-021, 0, p.433 - 435, 1995/10
サイクロトロンのビーム軌道可視化調整技術の開発は、サイクロトロンの設計に用いた計算コード等により、多変数操作空間における最適値の探索を行うとともに、ビーム軌道等を模擬し、実運転に反映させる新しい加速器制御技術の手法を開発することを目的としている。主な機能はビーム軌道の可視化、パラメータ設定可能領域表示とビーム調整履歴の表示である。計算上の軌道と実ブーム軌道の差の要因を検討した。中心領域では、実運転と計算上のビーム軌道は比較的一致した。引出し領域では、本システムの軌道モデルと実軌道から求めたエネルギーを比較し、その補正方法を検討した。
吉川 栄和*; 高橋 信*; 久語 輝彦; 中川 正幸; 瀧沢 洋二*; 氏田 博士*
日本原子力学会誌, 37(6), p.472 - 481, 1995/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)計算機による原子炉の設計解析支援の考え方、ヒューマンインターフェイスの実用例について紹介する。GUIやAI技術の進歩によって、一連の設計解析作業を計算機で強力に支援できるようになってきたが、設計者とのインターフェイスには、設計者の直感やイメージを大切にするよう、普段使い馴れている定義や物理量を用いるべきである。このためには、従来専門家がその経験を基に行ってきた作業をシステム内で行えるようシステムを知的にしておく必要がある。また、設計案の最適化を図るために多用されるパラメータサーベイや要求性能が満足される設計パラメータの範囲(設計ウィンドウ)の探索といった設計評価作業段階を直接支援するような機能を計算機に代替させることが設計解析支援にとって望ましい。実用例として、原研で開発しているIRDSに用いているヒューマンインターフェイスの具体例を設計プロセスに沿って紹介する。
笠原 直人
PNC TN9520 93-009, 223 Pages, 1993/04
STARシステムは、大洗工学センターで実施される熱過渡強度試験に関する試験条件・試験結果・解析結果等をデータベース化し、これらのデータに対して表計算処理ユーザプログラムによる損傷値計算処理・種々の検索処理に加え、ユーザの指定するグラフ出力を行なうことができるデータベースシステムツールである。本システムはMS-WINDOWSおよびMS-EXCELのもとで動作する。本システムは、EXCELの持つ豊富な機能を利用することによって、優れたインターフェイス・表計算機能・データベース機能・グラフ処理機能等をユーザに提供する。本システムは3度のバージョンアップを行っている。プロトタイプであるバージョン1の運用を通してバージョン2では、システムの構成、機能、取扱い方法などに多くの変更を加わえ、バージョン3では、ネットワーク(NetWare)への対応、ヘルプ機能の充実等を行った。ネットワークへの対応により、STARシステムおよび各データをサーバのハードディスク上に置くことで各ユーザから同時にSTARのデータを検索することが可能となった。そして、バージョン4では、EXCEL4.0の新機能であるツールバーやショートカットメニューをSTARシステムに導入し、大幅な操作性の向上を図った。また、マクロ等の見直しを行い処理速度の向上も行った。これによりSTARシステムは実用レベルに達したと考えられ、熱過渡強度データ処理を必要とする関係者に広く公開することとした。本取扱説明書は、バージョンアップされた諸機能を最大限に生かせるよう解説を述べるのもである。